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SUPツアー中の事故 14時間漂流

またSUPの事故が起きました。

沖縄県でSUPツアーに2人で参加していた方のうち、1人は岩にしがみついているところを救助され、もう1人は14時間もの間漂流した後に沖合40kmのあたりで救助されたようです。

詳細はこちら→「「SUP」中に強風で沖へ流され…“14時間後”に救助 当時は「強風・波浪注意報」も」

無事に救助されたことについては良かったのですが、ツアーなのでもちろんツアーガイドがついている中での事故ということで、またか、と。

海、ましてや外海でアクティビティをするなら、気象確認は基本のキなわけですが、どうやら当時の現場海域ては強風・波浪注意報が出ていたもよう。もう呆れて物が言えません。

SUPは風の影響を受けやすいという特性があります。特にツアーで一般的に使用されるインフレータブルボードは、ボード全てが水面より上に浮き出ているので、初心者だと思うように方向転換もできないでしょう。

事故発生当時は、ツアーガイドも陸に戻るのに苦労していた、との報道がなされているので、そもそもツアーガイドに人を率いて体験させるだけのスキルがあったのかが疑問です。

今年は特にSUPの事故が多く、インストラクターやガイドが居る中での事故が目立ちます。今まではこんなこと無かったと思うのですが。

SUPが手軽に楽しめるアクティビティとして人気が出てきているので、どうしても金儲けだけが目的のニワカ業者が増えるのでしょう。

今回のツアーガイドがそうだとは言い切れませんが、ツアーだからこそ当事者(今回はガイド)権限で中止の判断ができずに事故に至るケースはよくあります。

登山ツアーなどでは中止の判断ができなかったために死亡事故を起こした事例が多くありますし、記憶に新しい北海道の遊覧船沈没事故も同じ理由です。

また、参加する側は命を預けるわけですから、ただ事業者任せにするのではなく、怖くなったら辞退するとか、そもそも実績のなさそうな業者は選ばないなどといった自衛手段を講じることはできそうです。

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