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APPワールドツアー2022終結

SUP世界選手権の一つであるAPPワールドツアー2022が先週末で終結しました。

今年のAPPワールドツアーは、6月のUSオープンを皮切りに、ロンドン、釜山、グランカナリア、パリ、アリカンテと世界各地で繰り広げられてきた大会で、レース5戦、サーフ1戦となりました。

各大会の順位に応じてポイントが割り振られ、年間を通じて総合ポイントが最も多い選手が総合優勝となります。

ツアー最終盤で、サウジアラビアのジッダオープンの延期が発表され、急遽残り1戦(アリカンテオープン)となったことで選手たちの戦略が大いに狂い、最終戦を全力で漕ぎ切るしかなくなりました。

ちなみにその時点で、1位がコナー・バクスター、2位が田口頼、3位が荒木朱里となっており、日本勢の若い力が結果を出していたため、最終戦での総合順位の行方が大いに注目されていました。

荒木朱里がアリカンテオープン優勝で総合2位に

最終戦、スペインのアリカンテオープンでは、日本から荒木朱里が参戦した。

スプリントで2位、ディスタンスで1位となり、このレースでの獲得ポイントが18000で堂々の優勝。

これによりツアー総合順位も変動し、1位のコナー・バクスターと1250ポイントという僅差で荒木が2位に浮上。

見事世界2位となった。

しかしながらコナー・バクスターはいつまで全盛期なんでしょうか。強すぎます。

APP Word Tour ALICANTE SUP OPEN Highlight

田口頼は不参加で総合5位

最終戦前までに総合2位としていた田口頼は、残念ながら最終戦欠場で総合5位となりました。

上位につけていただけにもし出場していればどうなっていたかが気になるところですが、マイナースポーツたるSUPでは世界各地の大会に全て出場することは困難なようです。経済的な支援もさることながらコロナ禍でスケジュール調整も難しくなっていますしね。

ただ、来年は全部優勝すれば良いだけという声も聞こえてきましたので、こちらも楽しみです。

サーフでは井上鷹、井上楓、井上桜の井上3兄妹が大活躍

APPワールドツアーではSUPサーフィンも開催されており、2022はスペインのグラン・カナリア諸島での1戦が催されました。

女子では、井上楓が優勝、井上桜が4位に着け、男子では井上鷹が5位、福田カポノと町田汐音が15位という結果でした。

1戦のみだったので、その大会結果で総合順位も決まってしまいましたが、今後さらに規模が拡大していけば、総合順位が入れ替わっていくようなもっとエキサイティングな大会になるかもしれません。

2023も楽しみな大会

コロナ禍ですがやや世界的にも日常が戻ってきて、このようなスポーツ大会を催せるまでになりました。

この状況であれば、恐らく来年も問題なく開催されることと思います。

APPワールドツアー以外にも世界選手権が催されていますが、競技人口が爆増しているSUPで全大陸で連戦をするという本大会は、今後さらに重要な意味を持つ大会になってきそうです。

願わくば、日本でももっとスポンサードされるような競技になり、力のある選手が心置きなく出場できる環境になればと思います。

なお、本大会の様子は、公式のYoutubeチャンネルからハイライトやライブ配信のアーカイブを見ることができるので、世界トップの戦いをぜひ皆さんもご覧ください。

APPワールドツアー公式Youtubeチャンネル

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