日に日に寒くなる時期になりました。とうとう冬です。
今年5月にSUPを始め、ハマりにハマり、レースボード(404SUP MONSTER(2018)の乗り心地)を買い、毎週末SUPに乗り続けてきた管理人です。
『海水温は1か月遅れ』なんて言うとおり、10月末は結構水が暖かく、半ば温泉のように感じましたが、11月も中旬になり、流石にそうも言ってられない気温水温になってきています。
正直、落ちなければそれほど寒くないし、落ちたとしても、本気で漕ぎ練をしていれば汗が止まないくらいに暑く感じます。
が、体が暖まるまではやはり寒いので、寒い朝に起きて海までSUPを持っていく『決意』をすることが一番のハードルになりつつあります。
気持ちは正月休みも存分に乗りたいと思っているので、本格的な冬SUPに向けて装備を整えることを考えていました。
となれば、買うしかないでしょう。『ウエットスーツ』を!
SUPにはどんなウエットスーツが合うかを考える
今まで生きてきた中では、ダイビングやサーフィンのカテゴリであろうウエットスーツには一切触れたことがないので、どのようなものがSUPに合うのか、そもそもどのような種類があるのかすら検討が付きませんでした。
色々なサイトや雑誌を見た結論としては、SUPには下記の特徴を持つウエットスーツが合うのではないかと思いました。
- 前開きジッパー
- SUP専用フルスーツもしくはロングジョン+ロングタッパー
そう結論付けた理由をまとめてみます。
前開きジッパーが良いと思った理由
ウエットスーツは背中側にジッパーがあるタイプが最もポピュラーだと思います。
特にサーフィンでは、波に乗るとき以外は、基本的に胸~腹をボードにつけているので胸側にジッパーがあると痛くなってくるみたいです。
また、ずっと水に浸かっているので、入っている最中は体温を逃がさないために脱ぐことがないため、脱ぎ着し難い背面ジッパーが適しているんですね。
では、SUPはどうでしょうか?
SUPはずっと立っていますし、漕いでいると汗だくになるほど体温がどんどん上がってきます。
それなら、一人でも脱ぎ着しやすく、暑ければジッパーを下して体温調整できる前開きジッパーが良いのだと考えました。
SUP専用フルスーツもしくはロングジョン+ロングタッパーが良いと思った理由
冬SUP用のウエットスーツを探しているわけなので、ハーフ丈のタイプは論外で、全身を覆えるフルスーツなら買う意味があるかなと考えました。そこでネックになってくるのが、パドリングで激しく動かす肩回りの取り回しです。
当然、TRUMPが販売しているような、SUP用のウエットスーツが最適なのはわかるのですが、初めて買うのに7万円は高けぇ!https://trump555.com/sup/
ということで、次に見るのはいつものようにアマゾンです。
調べると出るわ出るわ。低価格帯のウエットスーツが。
これこそ初心者には難しく、どれが正解なのかいまいちわかりません。
安いからと購入しても、SUPでは使いにくいかもしれない不安が…そもそも安物だと、適切な立体裁断とかされてなさそうですし、肩周りが突っ張ってパドリングできない可能性すらあります。そう思うと5,000円すら高く感じてきます。
それなりに信用できそうな商品だと10,000円程度するので、それだけ出せばもっと良いものがあるのでは?と、どんどん疑心暗鬼になってきます。
そこで、フルスーツを諦め、別のアイテムを探してみたところ、ロングジョン万能説が浮上しました。
最初見たときは『長いジョン』って誰だ?なんて思いましたが、画像を見てあぁ見たことあるなと。
肩から先がありません。これなら『肩が突っ張ってパドリングがし難い』何てことには絶対なり得ません。
ただ、これだけでは真冬に乗るのは心もとないので、ロングタッパー(長袖ジャケットタイプのウエットスーツ)を併用し、疑似フルスーツみたいにすれば良いんじゃ、と考えました。
この2アイテムを買っておけば、厳冬期はロングジョン+ロングタッパーで、春先に少し暖かくなってくればロングジョンだけ、もしくはTシャツを追加するとか、気温水温に応じてかなり着回しが効くと思いませんか。一石二鳥です。
何を買ったらいいか分からない初心者としては、どう転んでも何かに使える、融通が利くのが安心できますので、私はこの組み合わせに決定しました!
もちろん、財力がある方は絶対に使いやすいと思われるTRUMPのウエットスーツにしましょう。
アマゾンじゃなくてモンベル
とはいえ、アマゾンにある有象無象の商品群でも、ある程度良さそうなものは5,000~10,000円するようなので、他に良いものはないかと探していたところ、ありました!
モンベルの『クリマプレン パドリングジョン』です!https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127393
肩回りが広く切れているデザインで、他の安物ロングジョンと比べて、各段にパドリングをしやすそうです。そもそも商品名がパドリングジョンなので、そういうコンセプトなのでしょう。
また、膝に補強が入っており、バランスを崩したときやスタートの際に擦れる膝を守るだけでなく、膝の生地の耐久性が上がることで、他は問題ないのに膝に穴が開いて使えなくなったりすることもなさそうです。結果的に製品全体の耐久性が上がるということですね。
さらに、胸から股間まで大きく開閉できるフロントジッパー!これは非常に使いやすそうだと思いました。ちなみにジッパーは上と下のダブルジッパー式らしく、用を足す際に全部脱がなくても、下だけ開けることもできるように配慮されています。
これだけパドルスポーツ用にちゃんとした機能性が確保されているのに、税込み9,680円!SUP用として考えると絶対に安いと思います。
でもこれにロングタッパーを買い足さなければなりません。
同じくモンベルで探すと、『クリマプレン パドリングフルジップ ロングスリーブ』なるものが見つかりました。https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127465
これは税込み8,360円とロングジョンと合わせると、そこそこ値が張るので、ロングタッパーは安物で良いか…と最初は思っていました。
色々と見比べてみると、他の安物ロングタッパーとの一番の違いは『パドルスポーツ用』というところのようです。
確かに、他の安物はパドリングに適しているという表記がなく、本当にSUPで問題なく使えるのか?という疑問を払拭しきれません。3000円で買って使えなかったらただのゴミなので、ここは勉強代としておとなしくモンベルの製品を買うことにしました。
明らかなパドリング用タッパーで、説明にSUPにも使えると明記されているので、外れではないと信じています。
ちなみにどちらも2.5mm厚とのことですが、オホーツク海でもなければ問題はないと思います。
また、もし意外と窮屈であったとしても、『エクステンションジッパー』を使うことで体形に合わせることはできそうです。https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127469
こういった細かいところは、流石モンベルといったところでしょうか。価格も安いし。(1,430円)
『モンベルはデザインがちょっと』と言われる方もいますが、ウエットスーツ系のものは黒一色が基本なので、デザインを気にしなくて良いところも、良いですね。
さて、結局全部で18,000円の買い物になりましたが、大手メーカーのウェットスーツなら20,000円以上はザラにかかるし、TRUMPのSUP用なら70,000円ですからね。そう思えば、パドリングに適したウェットスーツとして安いんじゃないでしょうか?
というかもう注文したので、私はそう信じています。
製品が届いたら、近く使用感をレビューしてみたいと思うので、お楽しみに。