7/2に広島県福山市で行われたTRUMP Paddle Sessions in Crescent Beach 2023に参加したところ、会場も海も最高だったのでそのイベントレポートです。
TRUMP Paddle Sessions とは?
TRUMP Paddle Sessions(トランプパドルセッションズ)は、トランプウェットスーツが主催する日本国内のSUPレースツアーです。
2023は、初戦神奈川県葉山町の一色海岸、第2戦福岡県福岡市の二見ヶ浦ビーチに続く第3戦目としてクレセントビーチが催されました。ただ初戦の一色海岸は荒天のため延期したので、クレセントビーチは実質第2戦です。
種目は主にエリートがエントリーする12kmロングディスタンス、一般の6kmディスタンス、ファンクラスの2km、キッズの1km、ドッグSUPの500mとなっています。多くの大会が5~6km程度のディスタンスと1~2kmのファンクラスしかない中、12kmのロングディスタンスとキッズカテゴリーとドッグSUPがあるのがトランプの大きな特徴です。
会場と駐車場
クレセントビーチの良いところは砂浜の広さとドフラットな瀬戸内海、隣接する駐車場です。
案外駐車場から会場まで距離がある会場も多いので、この立地は非常にありがたいところです。
浜は北向きで、かつ正面の島と本土が近いため、瀬戸内海の中でもさらにフラットになりやすい海でした。初めてでも安心して参加できる大会です。
ただ人口浜ということで、場所によって砂が締まっておらず地面が極端に柔らかいので、ビーチスタートで脚を取られたり、遠浅と見せかけて干潮時には駆け上がりになっていたりと、レースとしては気を遣わなければいけない場所です。
レース
私が出たのは6kmディスタンス。
眼前の島を時計回りに1周した後に、内海大橋の方に設置されたいくつかのブイを反時計回りに周るコースです(12kmロングディスタンスはこれを2周します)。
ドフラットなので漕ぎ力勝負になるのは明白です。
前週にレース想定で6km漕いだら7:41/kmのペースだったので、本番の応援パワーも入れた目標は7:30/kmとしました。6kmで丁度45分です。
これなら同カテゴリー全体の真ん中くらいにはなるかなと。
12kmロングディスタンスの約100人がスタートした後、3分後に6kmディスタンスのスタートホーンが鳴りました。
スタートの落水と100人が荒らした水面の漕ぎ
スタートはフラッグが上がったと同時に走り出し、周囲のボードより頭1つ抜け出すことに成功しました。が、直後、自分でもよくわからない横揺れでバランスを崩し落水。
立て直した頃には既に集団の真ん中より後ろで、100人のパドラーが作り出したワチャワチャの水面を漕ぐことに。
重心を落とし、何とか1stブイをターンし、島を時計回り。島を抜け、次のブイまで約1.5kmのストレートに入る頃には結構脚にきてしまい、心拍も170後半。落水してなければと考えてしまい、結構やる気を失っていました。周りの人についていければいいか程度に考えペースを落とし、同時に180近く上がっていた心拍も160代まで緩めることに。
このときのペースが9〜10/kmとかなり遅かったので、大きく平均ペースを下げる原因になっています。
漕ぎで巻き返せはしないけどブイターンで順位を上げる
以降は漕ぎで抜くことはできないものの、各ブイのターンをステップバックで素早く行うことで次第に追いつき、最終ブイを周るまでに4〜5人抜くことができました。
以前田口頼選手に教えてもらったとおり、ターン練習も兼ねた短距離インターバルの成果の1つを出すことができたと思います。
ただ、漕ぎで追いつけない分それほど順位を上げることもできないので、48:29でフィニッシュ。6kmディスタンスハードボード全体で39/69位で全体の56%。14ftハードボードに絞ると34/47位と72%となりました。
目標タイムのより7%も遅い結果でしたが、普段一人練習しかしていない身としては、大勢で漕ぐだけで大いに楽しむことができたので、大満足の大会でした。
周辺情報
レース当日は会場入りが速いですが、クレセントビーチの近くには24時間営業のスーパーやコンビニがあるので、当日準備もしやすい環境です。
また、SUPレースに限った話ではありませんが、イベントは主催者や関係者のみならず、地域住民にも少なからず負担を強いています。(金銭的なものから平穏を脅かされるメンタル的なものまで)
イベント参加の際はゴミを出さないことや迷惑駐車をしないことは当然として、ぜひ近隣で宿泊や食事、もしくは遊んだりして地域にお金を落とすと、楽しい上にイベントが長続きしてみんなハッピーになるので、余裕があればぜひ。
それはそれとして福山SA(上り)の尾道ラーメンはおいしかった。おすすめです。