9/24に宮崎市で行われたサーフショップ主催のSUP体験会で、参加者の1人が行方不明となり、9/26朝に遺体が発見されました。ご冥福をお祈りします。
9/24の行方不明記事はこちら→https://www.yomiuri.co.jp/national/20220925-OYT1T50122/
9/26遺体発見記事はこちら→https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/163172?display=1
最大の疑問は、サーフショップ主催の体験会でなぜ死亡事故が起きたのかということですが、それについては9/24に既に報道されています。
要は、浮力体を身に着けない状態で、インストラクターが現場を離れた際に落水して溺れたということらしい。
いやいや、あり得ないでしょう。体験会の参加者というと初心者か初級者であって、スキルレベルがあまり高くない方々だと思います。普段サーフィンをしている海に慣れた方もいたかも知れませんが。
まあ、サーフィンと同じ考え方で、百歩譲って浮力体は必要ないと判断したとしても、インストラクターが現場を離れるのは駄目でしょう。
いつもはちゃんと運営していたけれど、今回はたまたま普段と違う状況が重なって事故が起きたのでしょうか。ですがそもそも事故は無数のインシデントの上に起きるものなので、主催者として人命を預かる以上、対策が足りなかったように感じます。
とはいえ、後になってショップの不手際を指摘しても何にもならないので、参加者の立場として考えるべきことを考えましょう。
参加者として意識すべきは、体験会であろうがスクールであろうが、安全対策がきちんと取られているかどうかです。
初心者や初参加の人に対して浮力体が配られなかったり、再乗艇などのセルフレスキューを教えなかったりしたら、安全対策を軽視しています。
確かにサーフィンであれば浮力体は身に着けないことの方が多いでしょうが、常時水に浸かっているサーフィンと、浸かっていないSUPを一緒に考えてはいけません。
特に初心者は落水することに恐怖心があるので、それだけでパニックになることもあります。
それを無視して、ボードに掴まれば大丈夫でしょ、などとしている場合は問題が...そういえばリーシュは着けていたんでしょうか?その報道はなかったような。
仮に浮力体が無かったとしても、リーシュがあれば、溺れる前にボードに掴まることくらいはできたはずですが、ボードだけが先に見つかっていることからリーシュは無かったか、ちゃんと着けていなかったのでしょう。
浮力体もリーシュもなく、インストラクターは居なくなる。これが事実だとしたら、こんなに酷い体験会があるでしょうか。
百歩譲って、SUP愛好家を対象としたメーカーの試乗会なら分かるのですが。
やっぱり自分の身は自分で守るしかないですね。皆様もお気をつけて。信頼できるショップを見つけるのが一番です。
ああ、今年はSUPの死亡事故が多すぎます。何とかなりませんかね。